塩安について

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輪島塗しおやす漆器工房について  

 
私ども しおやす は、安政五年(1858年)初代塩安忠左衛門が、
輪島塗の塗師として独立した日よりはじまります。

当初は、塗の仕事を請け負って下地職人として仕事をしておりました。

 

商売を始めたのは三代目 塩安政之蒸で、時代は明治四十年(1907年)のことです。
政之蒸は、当時北陸から、中国地方に鉄道がひかれることに着目し、
鳥取県へ販路を拡大いたしました。

 
鳥取では当時と変わらず「椀講」又は「輪島講」と呼ばれる方法で、
商売をさせていただいています。
その時に使用する講帳と呼ばれる書面がありますが、
現在も講主として塩安政之蒸の名が記されています。

 
昭和に入り戦争を経て日本が復興していく中、
四代目塩安誠治が、店舗を開設し、
現在のしおやす漆器工房の基礎が出来ました。

  

私どもは初代から受け継がれてきた技術と、
それを受け継いできた先達の向上心と努力で、
古き良き輪島塗と、新しい輪島塗の両方を今日も磨き上げております。
 
 


輪島塗しおやす漆器工房
五代目 塩安眞一