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輪島塗と誰が決めるの?

輪島塗と呼ばれる物とは

“輪島塗” 輪島で漆を手作業で塗ったもの
というのが 真っ先に思い浮かぶ輪島塗のイメージではないでしょうか。
しかし、それだけでは輪島塗とは言えません。
 
職人たちが伝統的な技法で漆を塗っている。
これも今も昔もほとんど変わらない事実です。
 
しかし、それだけでも輪島塗とは言えません。
“輪島塗”という名前にはもう少し大事な意味があるのです。
 

重要無形文化財としての輪島塗
「重要無形文化財」これは所謂 人間国宝と言われているものです。

人間国宝と言われると個人のもののようですが、団体で指定される場合もあり、
輪島塗はこの団体指定に当たります。
 
輪島塗は この「重要無形文化財」の「団体指定」と言われる指定を昭和52年に受けています。
漆器では いまだに輪島塗だけが この「重要無形文化財」の指定を受けています。
非常に名誉なことです。

この指定 文科省(当時は文部省)の管轄ですが
指定を受けるに当たり 決めた「輪島塗」の規定があります。

つまり 文科省と輪島塗技術保存会の間で こんな技法や材料で作ったものを輪島塗と呼びます。
という約束をしたのです。
 

伝統工芸品としての輪島塗

 
もう一つ 同じ国でも経産省の指定する 「伝統的工芸品」と言われるものがあります。

当然ながら 輪島塗はこちらも指定を受けています。
これは昭和50年に指定されました。

これにも「輪島塗」の規定があります。
 
地域団体商標としての輪島塗

 
実は 国がかかわる「輪島塗」の規定には もう一つあります。

これは 特許庁がかかわる「地域団体商標」というのがあります。
これは 主に中国などが勝手に 地場産業の名前(たとえば輪島塗など)を
国際商標登録してしまわないようにと 作られた制度で 最近出来たものです。
これにも 「輪島塗」は登録していますが これにも当然規定があります。

これは 経産省の伝統的工芸品に準じていますが 目的が違うので微妙に異なっており、
国がかかわる「輪島塗」にも 色々あるといえると思います。
 

まとめ 
輪島塗を買おうと考える時、本物の輪島塗を安心して買えるかどうかはとても重要です。
産地でも 新商品について これを輪島塗と呼んで良いのか など議論になることもあります。

輪島塗の品格を保持していること
と 重要文化財の規定の最後に書かれています。

作り手が 輪島塗の伝統にに恥じない物造りをしたものが 真に輪島塗と言えるのだと思います。
器物や表面の仕上げには 新しい工夫がされていても
中身は伝統の塗の技術が生きている それが輪島塗です。

伝統はそのままでは伝統足りえません
発展していくものです、基本を忘れず より良い物造りをしていきたいと強く思います。

  
 
 
 
輪島塗について気になったら

 
“輪島塗とはなんぞや” という事を少しづつお伝えして行きたいと思っています。
もし、
「こんな事が知りたい」
「あれはどんな意味があるの?」
といった疑問質問があれば是非ご来店頂き、
触れて、見て、聞いて。お写真等もOKです。
工房見学にて詳しくご説明させて頂きます。
 
ご来店が難しい場合は
お気軽にお問合せまでご連絡下さい。
出来るだけお答えさせて頂きます。
 

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